【上級者向け】通訳の仕事と性格のお話

語学の話

外国語を学び続けて上級レベルになると、通訳の仕事に興味が出てくる人もいると思います。私もそうでして、何度か実際に通訳の仕事を経験しました。今回はその中で思ったことを、お伝えしたいと思います。

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私の通訳デビュー戦の体験談

通訳デビューするまで

私は以前、外国人旅行者の多く訪れる某大型商業施設や、空港免税店などで働いていました。そこでもタイ語を使っていたのですが、それはあくまでも仕事の一部です。普通の店員業務+語学担当の特殊業務みたいな感じですね。

そこからステップアップしようと思いまして、その後に通訳の仕事に挑戦しました。契約上の守秘義務の関係で詳しくは書けないのですが、某工場での通訳です。

海外の支社からきた研修生と、日本人の指導員の間の通訳の仕事でした。通訳の仕事では、当たり前ですが通訳以外は一切しません。純度100%の語学的な仕事です。

私の通訳デビュー戦の体験談

非常に恥ずかしい話なのですが、私の通訳デビュー戦はボロボロでした。本当に最低限の情報伝達しかできてないですが、なんとか両者の意思疎通はできてました。

正直なところ、途中で首になってもしょうがないレベルだと私自身は思ってます。今思い出しても恥ずかしさと悔しさで、悶絶寸前です。

その中でも特に印象に残っている状況を紹介します。

会議室での座学講習で人生最高レベルの緊張感

会議室での座学講習があったんですが、多くの研修生が参加してました。学校の授業みたいに前にいる指導員が、部屋にいる研修生たちに説明していくスタイルです。それを通訳するのがその日の仕事でした。

指導員がある程度説明したら、私の通訳のターンが来るのです。それでちょっと難しいところで少し私が考えていたら、部屋中の研修生の視線が私に集中してきます。こんなに熱い視線が集中することは普段ないので、ものすごく焦りました。

大量の冷や汗をかきながらも、その日はなんとか乗り切りました。しかし頭を限界までフル回転させたせいか、その日の夜はまったく寝つけません。

ゴロゴロしながらなんとか寝ついたのですが、通訳する夢でうなされて3回くらい起きました。起きた時は心臓バクバクで汗だくでした。まさにトラウマです。

製造ラインの遅れによる残業に巻き込まれる

私が担当になった研修生が、実際に製造ラインの中での研修になった時の話です。たまたまその日は機械のトラブルか何かで、ラインがしばらく止まっていたので大幅に製造が遅れていました。

それでかなり残業が発生したわけですが、その研修生も当然残ります。そうすると私が帰るわけにもいかず、私も残業です。

その日もすでに頭が疲れていたのですが、さらに残業に突入です。意識がもうろうとしてきて、途中からあんまり記憶がない・・・という思い出です。

画像はイメージです

通訳の仕事をしてみて、初めてわかったこと

通訳の仕事に、個人の性格は関係ある?私の場合

マイナスに働くパターン

仕事として通訳をしていると、いろいろな場面に遭遇します。その中では、指導員が研修生を厳しく叱るみたいなシーンもあります。それがかなり理不尽な場合もあり得ます。

正直なところ、あんまり訳したくないような内容もあるのですが、通訳に拒否する選択肢はないのですね。だから共感性が強いタイプは、こういう場面だとかなり心理的に負担になると思います。

担当している研修生とは一緒に過ごす時間が長いので、けっこう親しみを覚えたり仲良くなったりするからです。だから通訳とはいえ、自分の口から彼らが悲しみそうな言葉を出すのに負担があります。

プラスに働くパターン

私が経験したような担当の研修生にずっと付くみたいなパターンだと、ある程度面倒見がいいほうがスムーズだと思います。私も担当の研修生にちょこっと日本語を教えて、日本人の作業員たちとのコミュニケーションを手伝ったりしました。

後は研修生がちょっと困ったりしてたときは、周りにさりげなく情報を伝えてフォローしてもらったりとかしてました。

気持ちを察してフォローしたり手伝ったりできると、いろいろスムーズに行きます。そういう感性がある人は有利になると思います。ただしやりすぎると越権行為なので、そこら辺のバランス感覚も大切です。

これから仕事で通訳をやってみたい方へ

今回は私の工場通訳の経験を書きました。通訳の仕事にはいろいろな分野や形態があって、それぞれ特色があります。警察や裁判などのシリアスなもの、会社同士の交渉などバトル度の高いもの、観光系のおもてなし要素の必要なもの等々。

また仕事によって技術的な難易度にも相当の開きがあります。デビューするときは、自分の性格と能力に合った仕事を選ぶのが重要です。

私の限りなく失敗に近い体験談が参考になり、あなたの通訳デビューが成功することを願ってます。最後までお読みいただきありがとうございます!

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