語学をやっている人は、メタ認知も意識してみよう!

語学の話

語学を続けていても、どんどん成果が出て上達する人と伸び悩んでしまう人がいますよね。その要因のひとつとして重要なのがメタ認知です。メタ認知をうまく活用することで、学習効果を上げることができます。今回はメタ認知について紹介します。

 
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そもそもメタ認知とは何か?

メタ認知とは、自分の知覚・情動・記憶・思考などを客観的に捉えて、それを制御したりコントロールすることです。

自分が何か行動しているときに、一段高い視点にいるもう一人の自分が観察しているような感じです。「私は今、怒りを感じているな」とか「寝不足でちょっと思考がネガティブよりに傾いてるな」とかそんな感じです。

それを踏まえて「ちょっと外で深呼吸して来よう」とか「少し昼寝をしておこう」など行動を調整したりすることで、より良い結果に結びつきやすくなるというわけです。

語学をやっている人にもメタ認知は重要だ!

語学をやっていて成果が長期的に出続けている人は、このメタ認知をうまく使っているはずです。本人が自覚しているかどうかはわかりませんが。

語学におけるメタ認知で重要なものは、「プランニング」「モニタリング」「問題解決」「評価」の4つです。それぞれ説明していきます。

プランニング

プランニングは目標を立てて、その目標に到達するまでの方法を決めることです。たとえば、「半年後に英検準1級を受けて合格する!」「だからこのテキストをメインに勉強して、2か月前からは過去問をやろう」とかそんな感じです。

モニタリング

モニタリングは、ちゃんと学習が進んでいるかどうか適時チェックすることです。「学習成果はきちんと上がっているか?」「このテキストで本当に良いのか?」「学習時間は足りているか?」「モチベーションは十分かどうか?」こんな感じで、なんとなく学習をやっていくのではなく、きちんと確認しながら進めていくようにします。

問題解決

問題解決は、モニタリングして何か問題が出てきたときにそれに対処することです。例えば、「このテキストでは、語彙の部分が足りないから、サブテキストの単語集を用意しよう」「予定より成果が上がってないので、学習方法を変えてみよう」「学習時間が足りてないので、友達と遊ぶ時間を少し減らそう」「同じ志を持つ仲間と交流して、刺激を受けてモチベーションを回復させよう」などです。

評価

評価は、学習の結果について振り返ることです。「試験の結果はこうだった。この部分はよくできた(成果。しかし別のここの部分はできなかった(課題)。」この成果と課題をよく認識して、そのうえで次のプランニングに活かしていくわけです。

メタ認知を使うシンプルな方法は記録をつけること

メタ認知を学習に活かす理屈は分かったけど、実際にやろうとするとどうすればいいのかわからないかもしれません。そこで私のおすすめのシンプルな方法は、記録をつけることです。

最初はすごくシンプルにやるといいと思います。語学には「読む」「書く」「聴く」「話す」の4技能がありますよね。それぞれの学習時間を集計するのがおすすめです。

たとえば「今日は長文リーディングを1時間やった」なら、手帳かスマホに「〇月〇日 読む1時間」みたいに記録します。そんな感じで記録を続けて、1か月経過したら集計してグラフを作ってみるだけです。

最初はめんどくさく感じますが、やってみると意外な発見があります。これは私の体験ですが、当時はバランスよく学習しているつもりでした。しかし「読む」以外は伸び悩んでいました。そこでグラフを作ってみると、「読む」に異常に偏っていました。これでは特に音声面の「聴く」「話す」が伸びないわけですよ。

それを踏まえて学習の時間配分を見直したら、きちんと「聴く」「話す」も伸びるようになりました。

記録をつけることに慣れてきたら、もっと項目を細かくしてもいいと思います。たとえば同じ「読む」でも、「理解力を高めるために難しい文章を熟読」「処理スピードを上げるためにやさしめの文章を早く読む」などに分けて記録していくわけです。

グラフやデータが移っているパソコン
ここまで本格的にデータ処理しなくても大丈夫です

記録をつけることで、自分の思い込みに気付ける

記録することで、モニタリングの効果が得られるわけです。これだけでも伸び悩みの原因が掴める場合も多いかもしれません。知らず知らずのうちに、自分の好きな学習方法や学習内容に偏っていることがよくあるからです。

時間配分を見直したときに、同時に目標を立てるとさらにいいです。たとえば、「自作の単語テストを1週間後にやる」「2か月後に、未読の長文5ページの読むタイムを測定:目標タイム〇分」などです。

語学系の試験を受けるのが一番わかりやすい目標です。しかしけっこう費用も掛かりますし、自分の目的と合わない場合もあると思います。そんなときは自分でちょっとしたテストをつくるのがおすすめです。

これをやると自分が信じていた学習法があんまり効果を出してないとか、いろいろな発見があります。それは地味にショックなのですが、この気づきによって上達する道が開かれるわけです。

メタ認知を使って、自分の学習スタイルを見直そう!

語学の学習を続けていくと、必ず伸び悩むときが出てきます。量をこなすことで解決する問題もありますが、それでも解決しないときは質を見直すことが必要です。

また学習者のレベルが上がれば、必要になる学習法も変わります。初心者の頃はインプット系の学習が重要ですが、レベルが上がるにつれてアウトプット系の重要度が上がります。

初心者の頃のどんどん上達していく感覚や、それをもたらした学習法に愛着が出てくるのもわかります。またいつもの学習法をいつもどおりにやるのも、心理的には安心感があります。

しかし伸び悩んでいる状態に陥っているならば、何かを変える必要があります。そんな時にメタ認知は素晴らしい効果を発揮します。一番の効果は、自分の思い込みに気づけることです

記録を取って気づきを得る。そして思い込みからはずれた状態で、改めて日々の学習法や学習内容を見直してみましょう。そして自分なりのちょっとした目標(テスト)を立てて、それに向けて学習して、成果と課題を受け取るのです。

最初はめんどくさいかもしれませんし、新しい学習法を取り入れるのに心理的な抵抗もあるかもしれません。しかし、自分のメタ認知で得た気づきを信じて取り組んでいけば、なんとなくやり続けていったときよりも高い効果が得られるはずですよ!

今回の記事があなたの参考になれば嬉しいです!

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